〈第7回〉怖くて面白い。映画作りのティム・バートン監督さん Tim Burton
今回、描こうと思う人は、ティム・バートンさん。 映画の監督さんです。
ティム・バートンと言ったら、ちょっと怖くて愛らしい映画で有名です。
ボクは、「シザーハンズ(EDWARD SCISSORHANDS)」を見たのが最初でした。映画としてよく出来ていて、感動的ではありましたが、「暗い」イメージがあまり好きになれませんでした。その後は、彼の作品は、まったく避けて通っていました。というのも「怖そう」「気持ち悪そう」なんて思っていたからでした。ところがある映画から、ちょっと印象が違っていました。その映画は、「バットマン」。バットマンはアメリカのコミックから出て、今も人気のストーリーですが、お話自体、主人公が子供のころに両親を目の前で物盗りに襲われ、殺されてしまいます。その時子どもだった主人公(バットマン)は、その後、復讐のために生きるという、暗い部分のあるヒーローものです。多くの監督さんがバットマンを撮っていますが、その一つを、彼が監督していました。それが、ティムの得意な「暗い部分」の表現に合っていました。中に出てくるメカや、バットマンカーもティムなりの独自のデザインされていました。それで、ちっと見直したので、ほかの映画を見てみる事にしました。
「コープス・オブ・ブライド」この映画、いわゆる「コマ撮り」のアニメ映画でした。実際に立体の人形を作って、撮影して、少し動かして撮影すると言うものです。これで一気にファンになりました。アニメ特有の極端なデフォルメ。細かいところまで、神経を使って、独自の世界観を作り上げていました。見れば見るほど、ティムバートンは映画自体を作る事が好きな、子どもみたいな人なんだというのが分かったからでした。
そして、不気味な感じや怖い感じは、それだけではなく、どこかユーモラスであったり、人間味があったりする事が分かりました。似顔絵を描く上でも、そんな人柄の事を考えて描く事にします。
◉描く人が決まったら、資料になる写真を探します。
なるべくたくさんの写真を用意してください。
ボクの場合写真はほとんど、インターネットで調べます。その時に、単に写真の検索と言うだけではなく、よりイメージに「ピン」とくる、心に「ぐっ」っとくるものを探します。それから、あまり小さな写真は選びません。こまかい感じが分かりにくいですから。何枚か気になるものを選んで、その中から自分のイメージに近いものを選びます。
◉顔型をざっくり描いてみる。
前にも書きましたが、人の顔は「印象の顔型」と「実際の顔型」ではだいぶ違います。
ここでは、正確に描くより、印象の方に合わせた方が似てる感じがする様です。ところが、ティムはあんまり、輪郭のはっきり見えてくる人ではありません。印象的なのはものすごい寝癖のような髪の毛。ファッション眼鏡。そして、ヒゲです。ここでは描けるところまで描いてみます。
先ずは眼鏡から。
顔型と髪型で面積の大半を占めてしまうので、
ほぼここで似るか似ないかが決まってしまいそう…
眉や目やハナや口それぞれ描いてみます。
それぞを描く「大きさ」「位置」で
まったく違う人になります。まるで福笑いみたいです。
目鼻や眉の位置を動かしてみると全く気分が違います。
似てきました。
ティム・バートンはこんな感じでしょうか?
ティム・バートンさんの場合、書いてみるとどう描いても似てきそうですね。髪は極端に寝癖のようなので、遊べそうです。
彼の場合、いい感じの年齢の取り方、それにどことなく茶目っ気を感じますね、
男性の場合は多少ならブサイクに描いても大丈夫です。感じをつかんで描ければいいですね。
◉今回は「ティム・バートン」でした。
今回はいつの間にか描けてしまいました。特徴ばかりで、どう描いても似るだろうなぁ。子どもに描かしてみたいなぁと思いました。
いかがでしたか? 次回もお楽しみに。
フランケンウィニー DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (27件) を見る
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: Blu-ray
- 購入: 4人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (19件) を見る